デジタル一眼レフカメラの露出決定の際に使用するモードには一般に三種のモードがある。次に各モードについて列記する。
◇スポット測光 ・・・ 特定のエリア内の輝度値を測定し、それをもとに全体の露出をユーザーである人が考える測光モード。
◇中央部重点測光 ・・・機種によりそのエリア面積はまちまちであるが、画像全体からみて中央部の数十パーセントを締める面積の部分を輝度状態として捉え、それらの中央値を数値化してユーザーに知らせるモード。
◇多分割測光 ・・・ 3種の測光方式の中で写真機まかせで描写するには最も適した方式であるといえる。一般に「マルチプログラム」や「多分割」測光とよばれ、様々な撮影局面に対応すべく各メーカーが競って成功率の高い撮影結果をユーザーに提供出来るよう日夜研究がなされている分野である。この方式の原理は、画面を細分割して各々の輝度値を測定し、そこに映像創作としての様々な判断を加え、より適正な明度を得ようとするものである。そしてこの判断処理の流れを画像制作に於けるアルゴリズムと呼び、そのカメラの性能の大部分はこの能力に掛かっているといっても過言ではない。ただし、このメーカーサイドの努力も千差万別の撮影局面にパーフェクトに対応できる日が来るわけもなく、その意味から見れば徒労に終わる作業を繰り返しているに過ぎない。やはり、多分割測光は写真創作の奥義に関与するものではなく、写真撮影上での利便性を追求しているに過ぎないと言えるのかも知れない。
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